「勝ち続ける意志力」を読んだレビュー

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)勝ち続ける意志力 (小学館101新書)
梅原 大吾

小学館 2012-04-02
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TLでは、結構話題になったウメハラ本のレビューです。
著者である梅原大吾さんの背景等はこちら

この本は、上達する際にぶつかる壁に対して、どのようにして取り組み、アプローチするかを考えさせてくれます。
ですので、ゲームだけではなく、仕事や趣味といった、上達したいと思って取り組んでいることがある人にもオススメです。
全てを紹介する事は出来ないので、自分が気になった点と感想を書いてみます。


他人から「ウメハラの良さはここ」と言われると、それをことごとく否定し、指摘されたプレイは極力捨てるようにしてきた。
ー梅原大吾、「勝ち続ける意志力」、小学館、2012年、56ページー

衝撃でした。特定の分野である程度の評価を立ててきた人は理解できると思うんですけど、勝率を高めるためには、まず自分のスタイルを確立する事が必須でその精度を上げることが大事なのが一般的な考えなんです。
つまり、自分の勝ちパターンを作って、その精度を上げていく
この本にも書いてあるんですが、このやり方だといずれ限界は来ます。
なので、自分の出来る事を拡張していく作業が必要になってくるんですが、結局は自分のスタイルに肉付けする形でそれを行うパターンがほとんどなんです。
なので、「良さを捨てる」というこの一言は、自分にとってはかなりの衝撃でした。



確かに非効率的な戦法なのは否めない・・・気持ちが負けそうになる。
しかし、そこで気持ちが負けて、便利で簡単な戦法を選んでしまうと、確実に成長が止まってしまう。それは間違いない。
それでは10の強さは手に入るが、そこが行き止まりだ(10とは一般的な努力で到達できる最高点ということだ)。
ー梅原大吾、「勝ち続ける意志力」、小学館、2012年、63ページー

1つのスタイルで到達できる到達点を超える。
漫画とかの例で例えるなら、1つのスタイルで戦うということは必殺技が1つしかないと同義なんですね。
結果的に、相性の悪い相手との戦績が悪くなる。
だけど、それでは成績が頭打ちになるから、さらなる成績を叩きだすためにも、相性が悪い相手に勝つ方法を得るように努力する。
ウメハラさんは、この点を強く指摘しているんだと思います。
確かに苦手分野を潰せば、成績の伸びはかなり期待できると思います。
それに自信もつきますし、他者が手をつけていないであろう場所なら尚更かと。



僕も若い頃は、勝ちにこだわり過ぎていた時期があった。だが、勝ちたい一心で勝負をしていると、自分の感性が錆び始めて、つまらないアイデアしか浮かばなくなる。
ー梅原大吾、「勝ち続ける意志力」、小学館、2012年、143ページー

この一節を見て、ダニエル・ピンクさんのスピーチでも同じような事を説明していたのを思い出しました。










人間は目標とそこに至る手順がしっかりしている場合には、目先の報酬があることで成績が向上するが、手順が不明確、もしくは模索する場合には寧ろ逆の効果(成績の低下)が認められるらしいです。
これって、皆さんも結構経験してると思うんです、「勝とう」「成功しよう」という意識を持つほど、身体が硬くなって動きが悪くなるっていう状態
自分も結構天鳳してた時間が長いからわかるんですけど、成績をあげようって意識してた時期は勝ってた印象って、あまり無いですね。
逆に、こういう風にアプローチした方がいいんじゃないかな?とか色々実験したり、模索してる時期の方が気分的にも楽しいし、結果もついてきた気がします。



自分にとっての適量を考えるなら、「その努力は10年続けられるものなのか?」
自問自答してみるのがいい。甘すぎることもなく、厳し過ぎるわけでもない。10年続けれる努力であれば、ちょうどいいと言える
ー梅原大吾、「勝ち続ける意志力」、小学館、2012年、194ページー

何かを努力するにあたって、モチベーションの維持とか日頃にどの程度努力するかの指標が初めはわからない思うんですけど、この一言は結構的を得ていると思います。
あまり短期間に詰めすぎても、途中でガス欠起こしがちだし、かと言って1日に詰める量が少なすぎても上達に繋がらないので、適量を図るにはいい指標だと思います。
あとは、各々で自分用にアジャストすればいいかと。

総評
今年読んだ本の中では一番面白かったと思います。
もちろん、全員が彼のようにストイックになれるとは思いませんが・・・。
この考え方は、仕事面でも使える、特にフリーランス等を目指す人にとってはこの考え方って多分必要になってくるのではないかな?と感じました。
どちらも評価第一主義の世界ですし。
少しでも今取り組んでる事が上達したいと考えてる人には、是非、手にとって欲しい一冊だと思いました。

ではでは〜

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すいぼつ

Author:すいぼつ
関西まだおです。
本が好きなので、レビューとか考察メインになると思います。
性とか心理の話が多いかと。
時々、料理とかの写真乗っけたり、アニメや同人を語るかも。
よろしくです~>_(:3」∠)_


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